千年の町並みがGWに輝く!和歌山「ゆあさ行灯アート展」|和歌山県|トラベルjp<たびねす>

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和歌山県の湯浅町は古くから熊野古道、熊野街道の宿場として栄え、古い町並みや歴史ある建物が数多く残っている静かな町。
その湯浅の美しい町並みが、毎年ゴールデンウィークの夜、いくつものあたたかな灯りに包まれるイベントがあります。
それは2016年で10回目を迎える「ゆあさ行灯アート展」。けして派手で盛大なイベントではありませんが、町の人々の心のこもった、心温まるイベントです。

ゆあさ行灯アート展とは

写真:風祭 哲哉

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湯浅は、和歌山市から30キロほど南、紀伊水道に面したところにある古い町。醤油醸造発祥の地といわれ、醤油と金山寺味噌の醸造のほか、熊野参詣道の伝馬所でもあったことから、古くから有田地方の政治経済の中心地として栄えてきました。そのため古い町並みや歴史ある建物が数多く残っていて、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

この「ゆあさ行灯アート展」は、2006年に湯浅の町並みが和歌山県で初めて(全国では79番目)重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けたのをきっかけに、伝統ある町に似合う行灯の夜景をつくり、町並みを散策してもらおう、と始まったイベントです。
毎年GW期間中に開催され、2016年は4月29日から5月3日まで、時間は夕方18:30から21:00まで行われています。

通りを彩る行灯は、一般公募されたもの

写真:風祭 哲哉

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古い町並みを飾る行灯は、湯浅重要伝統的建造物群保存地区内の、北町、北鍛冶町、北中町、北浜町とよばれる東西約400m、南北約280mという区域の通りに飾られます。

この行灯アート展の特徴は、ここで飾られている行灯は町で用意したものではなく、すべて公募された作品であること。一般の部、子供の部の2部門があり、ゆあさ行灯アート展にふさわしい作品であれば、プロ、アマ、年齢、国籍を問わずだれでも応募でき、美しい灯りの一つとしてこの町を彩ることができるのです(子供の部は小学校1年〜6年生が対象)。

しかし一般からの公募作品とあなどってはいけません。南国のまったりとした春の宵が訪れ、昔ながらの細い路地に並ぶ行灯の中に灯がともると、どの作品もそれぞれ美しい光を放ちはじめるのです。

湯浅の町並みの特徴は醸造業関連の町家や土蔵

写真:風祭 哲哉

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行灯に彩られた湯浅の町並みを歩くと、ところどころで目にするのが醸造業関連の町家や土蔵。鎌倉時代、中国の宋で修行を積んだ僧から伝えられた「金山寺味噌」を基に作られた醤油が現在の日本の醤油の始まりと言われており、今でも湯浅は醤油醸造業の盛んな場所。白壁の土蔵、格子戸や虫籠窓など、醤油醸造の伝統を感じる家並みが並んでいます。
また町中のいくつかの町屋や土蔵の中が開放されていて、屋内に展示されている行灯を楽しむこともできるのです。

町のシンボル、甚風呂もアート空間に

写真:風祭 哲哉

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湯浅の町なかでもシンボル的な建物となっているのが甚風呂(じんぶろ)。これは幕末から昭和の終わりまで営業していた銭湯で、狭い路地の中に、ひときわ個性的な外観で建っています。現在は建物内部が保存・復元され、湯浅で使われていた古民具などを展示する歴史民俗資料館として公開されています。

中に入ると石造りの湯船や、当時の広告看板などがそのまま残っていて、銭湯がまだ庶民のコミュニティとして賑わっていた頃の雰囲気が伝わってきます。 行灯アート展期間中は、甚風呂の建物の前はもちろんのこと、浴室内にも行灯アートが飾られ、普段とはまた違った空間となっています。

昼の湯浅散策ももちろんおススメ

写真:風祭 哲哉

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JR湯浅駅から伝統的建造物群保存地区までは徒歩で約15分。昼間の湯浅町並み散策ももちろんおススメです。

熊野古道が唯一商店街を通る町としても知られている湯浅。駅から町並みの中心へと向かう途中、熊野街道沿いの道町には天保9年(1838)に建てられた熊野古道の道標があり、北面には「すぐ(=まっすぐ)熊野道」、南面に「いせかうや(伊勢高野)道」、東面には「きみゐでら(紀三井寺)」と刻まれています。

小さな町ですので、のんびりと自由気ままに歩くのものいいのですが、「湯浅ガイド協会」の語り部の皆さんにお願いして、湯浅の町や建築物が歩んできた歴史や生活、逸話を案内してもらいながら散策することもできます。

ゆあさ行灯アート展は、手作り感あふれるあたたかいイベント

湯浅町の春の風物詩ともなっている「ゆあさ行灯アート展」。お金をかけた派手なイベントではありませんが、町の人々や一般の人々の手作り感あふれる、あたたかく優しい雰囲気に包まれたイベントです。
春のほのぼのとした宵に、幻想的な灯りを見にぜひ訪れてみてください。

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