飛鳥京を今に伝える日本最古の寺院「飛鳥寺」と「飛鳥大仏」を偲ぶ|奈良県|トラベルjp<たびねす>

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平安京よりも、平城京よりもそのまた昔、飛鳥時代の都が現在の奈良県明日香村に栄えていました。時の権力者・蘇我馬子が建立を発願し、今の存在する日本最古の本格的仏教寺院である「飛鳥寺」があります。
奈良の代名詞でもある「東大寺の大仏様」よりも古くから鎮座されている「飛鳥大仏」についてご紹介させていただきます。

日本最古の仏教寺院「飛鳥寺」

写真:Masahiro Tokito

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飛鳥寺は、蘇我馬子が建立を発願し596年に創立した日本最古の本格的仏教寺院とされています。「法興寺」「元興寺」「安居院」などの複数の呼び名も持ち合わせる飛鳥寺。平城遷都の際に奈良に移され、奈良市の「元興寺」になりました。元興寺は世界遺産としても有名ですね。

飛鳥寺の伽藍は、塔(五重塔)を中心とし、その北に中金堂、塔の東西に東金堂・西金堂が建つ、1塔3金堂式伽藍であったとの記述もあり、それはそれは壮大な寺院だったと伝えられています。

平城遷都後もお寺は存続し、「本元興寺」と称されました。1196年に雷火で塔と金堂を焼失後、寺勢は衰えるも1632年と1826年に再建され現在に至ります。

飛鳥寺の本尊・飛鳥大仏

写真:Masahiro Tokito

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飛鳥寺の本尊で、飛鳥大仏の通称で知られる釈迦如来像。
推古天皇17年(609)に鞍作鳥(止利仏師)によって、高さ3mで、当時銅15t、黄金30kgを用いて造られています。

二度にわたる火災であったり、一時期雨ざらしにもされていたこともあり、仏像は修繕された部分が多く、頭部の額から下、鼻から上の部分と、右手の第2〜第4指は当時のまま残っています。

実は日本最古?の飛鳥大仏

写真:Masahiro Tokito

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年代のわかる現存の仏像では日本最古のものと言われている飛鳥大仏。
写真をご覧いただくとわかるかと思いますが、杏仁形の眼、仰月形の鋭い唇、アルカイック・スマイル、左右対称の幾何学衣文、正面観照性の強い造形などが特徴的です。ちなみに「アルカイック・スマイル」とは顔の表情は感情表現を極力抑えている中で、口元だけが微笑みの形を伴っているという表現です。

どうでしょう?よくよく見ると、わずかな微笑に見えてきませんか?

飛鳥大仏は609年に開眼されました。ちなみに、東大寺の奈良の大仏の開眼が752年です。つまり、あの有名な奈良の大仏様よりも約150歳も先輩なのです。

飛鳥寺のすぐ裏手には乙巳の変で討たれた蘇我入鹿の首塚

写真:Masahiro Tokito

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飛鳥寺を抜けるとすぐに見えるのが蘇我入鹿の首塚。
歴史の教科書では「大化の改新」や「乙巳の変」として学校の授業で教わる日本古代史のクーデターです。中大兄皇子・中臣鎌足らにより蘇我入鹿が討たれましたが現場とされる場所から直線距離で約620mのこの地にまで首が飛んできたとか。その供養塔がこちらです。

まわりが田んぼの静かな景色が広がる中、「そのような事が実際にあったのか?」と思いをはせることで歴史ロマンが堪能できる場所です。

おわりに

平安京や平城京よりもさらに古都である明日香村。飛鳥時代のものにふれられるのは明日香村の特徴です。その中でも偉観なくその存在が光っている飛鳥寺と飛鳥大仏。是非、その眼で飛鳥大仏の特徴的な表情をご覧いただければと思います。

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